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『let love be your destiny』(レット・ラブ・ビー・ユア・デスティニー)は、2002年に発表されたbice(ビーチェ)の2枚目のフル・アルバムである。タイトルには「愛は運命を導いてくれる」の意が込められている〔 bice 公式サイト 本人によるアルバム解説。CD帯および広告キャッチコピーでは「運命は愛が導いてくれる。」となっている。〕。 == 概要 == 前作『Nectar』(2001年)が長期に渡るスタジオ録音による整然とした作品であったのに対し、本作ではその80%(ドラムスのみ別録音〔サンケイスポーツ・インタビュー2002年6月6日付 〕)が自室で彼女自身がエンジニアリングをこなしながらハードディスク・レコーディングされていることに大きな違いがある〔Marquee Vol. 30 2002年4月11日発行〕。本人の言によれば「ベッドルームアシッドフォーク」的な性質を持った、完成形の一歩手前を目指した作品であるという〔Connect 006 2002年発行〕。 かねてから抱いていた、スタジオで制作を進める中で、ミュージシャンとのコミュニケーション面における小さな妥協の積み重ねなどにより、段々意図していない方向へニュアンスが変化したり、楽曲が本来持っていた良さが失われていっているのではないかという疑念や不満を解消すべく、デモ段階での好感触を残しつつ、リスナーの鑑賞に堪えうるレベルに仕上げるため、PCディスプレイ上で楽譜を表示しながら、自身の打ち込み通り一音一フレーズから忠実にミュージシャンに再現してもらい、楽器による演奏に差し替えるという、bice本人と参加ミュージシャン双方にとって根気の要る手法が採られた〔下北FM「DJ Tomoaki's Radio Show!」2008年9月4日放送分〕。 ほとんど全てを自身のコントロール下に置いた徹底した音作りでありながら、自宅録音ならではのノイズをそのまま生かす、ボーカルも曲のニュアンスを最重要視し、上手く歌えていないテイクや箇所をあえて選択する〔J Groove Magazine vol. 20 2002年6月号〕、一旦家でミックスした音源をアナログテープに落とし、シャリシャリしたデジタル感を緩和する〔、など周到な作業によって、息苦しさを感じさせない、ラフな雰囲気を生み出している。 発売当時、批評家からは、その実験的な試みや、過去から同時代の音楽を幅広く消化した豊かな音楽性、また一段と成長を見せたボーカリストとしての表現力などが高い評価を得たものの〔月刊CDジャーナル 2002年5月号〕〔ROCKIN'ON JAPAN vol.221 2002年5月25日号 〕、目立ったセールスを上げることはできず、本作をもって徳間ジャパンを離れ、以後しばらくは劇伴や楽曲提供など裏方の活動にほぼ専念することになるが、後年 Columbia readymade(当時)レーベルのプロデューサー、小西康陽が前作及び本作を高く評価したことが〔コロムビア・レディメイド 小西コラム2007年6月22日更新分 「そして女性シンガー・ソングライターbiceさんの2枚のアルバムの素晴らしさを知ることが出来ただけでもぼくにとっては大きな収穫となりました」〕〔小西康陽著『ぼくは散歩と雑学が好きだった。小西康陽のコラム 1993-2008』朝日新聞社 2008年3月7日発行 ISBN 978-4-02-330388-1 〕、シンガーソングライターとしての復帰作にして最後のアルバム(2010年7月に急逝したため)となった『かなえられない恋のために』(2008年)リリースへと繋がった。またbice自身は本作を自身の最高傑作であると位置づけていた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Let love be your destiny」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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